受けてみよう!事業資金の概要

事業資金とはどのようなものか

事業資金とは、会社などの法人や個人事業主が、事業運営を継続していくために金融機関から借りる資金のことです。事業資金は事業を運営していくためのものなので、個人が買い物や生活費のために借り入れる個人ローンとは根本的に性質が異なります。ですから、借入時に審査される事柄は、資金が事業を継続させるためのものになるかどうか、あるいは、その資金を注入することによって会社がさらに発展することができるかどうかなどです。個人の信用情報は審査の対象にはなりません。

また、事業資金を借り入れる際の金利は、個人ローンよりも低く抑えられています。資金注入によって事業を発展させることが公共の利益に資すると考えられているからで、金利を低くすることで事業者が借りやすいようにしているのです。

事業資金を借りたいときはどうするのか

事業資金を借りたい時には、まずは金融機関に申し込みをしなければなりません。この際、さまざまな書類が必要になります。どのような書類が必要になるのかは融資を申し込む金融機関や制度によりますが、決算書や確定申告書はほとんどのケースで必要です。他に、印鑑証明書や代表者の住民票、法人の場合には登記簿謄本なども準備しなければならないでしょう。また、書類を準備して融資を申し込んでも、すぐに融資を受けられるわけではありません。

実際の融資が行われるまでの期間は、申し込んでから大体3日から1週間です。その金融機関から融資を受けるのが初めてだと、さらに時間がかかる可能性もあります。緊急事態になってからでは間に合わないことがありますので、時間に余裕をもって申し込むことが大切です。